知の香る家プロジェクト PROJECT

日々のくらしにリトリートを取り入れる

もし自宅がリフレッシュできる空間であり、
更には学習や家事などを効率よくできるとしたら
より充実した生活が過ごせるはず。
リフレッシュしやすくするためにどうするかを考え、
日々の生活動線も意図してまとめた間取り。

【 知の香る家 】

3つの効果を併せ持つ家

リトリート空間とは、自分だけの空間をもち、心と体をリセットできる空間のこと
香川ヒノキとリトリート空間を掛け合わせることで「集中」「リラックス」「リセット」の
3つの効果を効果的に高めることができます。

1.「集中」できる勉強部屋

勉強をしようとしたら、机の片付けをしたくなる、そんな経験はありませんか？
不要なものがなく、スッキリとした状態で過ごす事こそが
「集中できる」環境づくりで最も大事なこと。
学習専用の自分だけの部屋があれば、あなたもきっと使いたくなるはず。

2.ひとり空間で「リラックス」

日々の暮らしの中でふっと息を抜きたい瞬間は誰にでもあるのではないだろうか。
そんな時にひとりきりになれる空間が近くにあれば、きっと気づいたら使ってしまう。
適度に外の情報を遮断した空間が「リラックス」にちょうどいい。

3.癒し空間で「リセット」

気持ちを切り替えたいとき、何かきっかけがあった方が
よりメリハリがつけやすいのではないだろうか。
香川ヒノキの香りが、その小さなきっかけとなり、「リセット」に助力してくれる。

香川ヒノキの香りの効能が鍵

香川ヒノキの芳香成分には「ストレスを軽減させ、作業量を増加させる」効果があります。
それは降水量が少なく、斜面が急な厳しい環境で育った香川ヒノキだからこそ得られる効能。
そんな香川ヒノキを存分に使用した住宅は生理学的にも心理学的にも
良い効果が得られる空間となることでしょう。

香川ヒノキの芳香成分が
ヒトの生理心理反応に及ぼす影響について、
九州大学×旺建の共同研究で明らかに。

　【 研究内容 】
健康な男子大学生（4名）女子大学生（4名）に心電図を装着。
香川県産ヒノキ材を貼った試験室、木目調のビニルクロスを貼った試験室で
それぞれ作業課題（クレペリン検査）を行い、作業量や自律神経活動等の測定を行った。

集中力が高まり、作業効率が上昇

香川ヒノキの部屋で作業課題を行った場合、
クロスを貼った部屋に比べ、全体を通し作業量が優位に多く
香川ヒノキの芳香成分がもたらすリラックス効果が人の集中力に起因し、
作業効率を上昇させる可能性が確認された。

休憩時にリラックスできている状態

作業課題間の休憩時においての自律神経活動の想定では、
香川ヒノキを用いた部屋での作業の方が、副交感神経活動指標であるHFが優位に上昇し
より深いリラックス状態になることが確認された。

※副交感神経が優位な時、体や脳はリラックス状態となる事が知られています。　

疲労・無気力感が減少

香川ヒノキの印象香りに関する主観評価を行った結果、
「リラックスできる」「快適」「すっきりする」といった回答が得られた。
また、気分に関する主観評価では全体を通し
「疲労感・無気力感」の減退を確認する事ができた。

結果・考察

建築物における県産木材の利用を促進するため
香川県産ヒノキの研究結果に基づき、
県産ヒノキを活用するメリットを県内外にPRすることで
香川ヒノキブランドの構築に貢献します。